レギュラー枠が減るって⁈

のらりくらりとサッカーやってる下之介。

 

新しく入ってきた選手が上手いと、『レギュラー枠が減る』という保護者の発言を聞いて、エっ?と思ったという話です。

 

下之介は、足首の捻挫がなかなか治らず、練習に参加できない日が暫く続いてました。

あるコーチから「特別メニューでやってあげるから、なるべく練習には来てね」「球拾いとかでもできるなら一緒にやろう」と云ってもらえてるらしく、週末にずーっと家にいてもやることないし暇なので、下之介ついてチームの練習を見学しました。

チームには顔見知りのお父さんが何人かいて、挨拶したり、軽く世間話したりすることもあって、この日もあるお父さんと並んで練習を観ることになりました。

ちなみに、下之介がお世話になっているチームは地元の少年団チーム(もちろんノンセレクション)ですが、近隣の地域内ではそれなりに強いとみなされていて、他チームから移ってくる選手もいたりします。

見学して暫く経った頃、見覚えのない選手が何人かいることに気づき、また新しく入ったのかな?と思い、一緒に観ていたお父さんに尋ねてみました。いろいろ解説してもらってその選手が最近入ってきた子で、お兄ちゃんも同時にチームに入ったということがわかりました。解説してくれたお父さんは、その兄弟が「体験入団」にきた時に居合わせたそうで、詳しく話してくれたのです。

「初めて見たとき凄く上手いから、ビックリしたよー。後でわかったんだけど、お兄ちゃんの方だったの。お兄ちゃんの学年は、体験の日に練習試合か何かで誰もいなくて、弟の学年に混ざって参加してたんだって。」

「いゃ、本当にめちゃ上手いから、コレはヤバいぞ、レギュラー枠が獲られちゃうって…、なったんすよ〜。」

(オヤジの相槌)

「へぇ⁉︎ そりゃ学年違ったらぜんぜん違いますよねェ〜(笑)」

(以下、オヤジの心の声)

「…、…、   ?。」

「『レギュラー枠⁉︎』って云いました?」

「上手い子(ヤル気のある子)がチームに来たら、嬉しいんじゃないの?」

「そもそも低学年(2年生)で、上手いとかあんまり関係なく無いかな?」

「このチームに『レギュラー枠』なんてあったの?」

「このお父さんから、下之介ってどんな見られ方してんのかな?」等など…。

こういう何気ないひとことから、普段フツーに接してたお父さんの感性みたいなものを垣間見てしまったようで、正直なところ少し戸惑いを感じたのです。

オヤジは長男の上之介(今、6年生)を通してジュニア年代の選手たちの成長過程を見てきたから、下之介に関してはあまり心がザワつくようなことがありません。このお父さんも含めて、“初めての少年サッカー”だといろいろ気になったり前のめりになったりしちゃう人もいるだろうし、オヤジもそんな時期があったかもしれない(もう忘れた)なと思い返したりして、下之介のチームメイトのお父さんお母さんの思いも酌みながらお付き合いしていかないとなぁと思った次第です。こちらも“何気ないひとこと“には気をつけないとですね。